2010年02月25日

遠い国からのラブレター

南半球のニュージーランドから手紙が届いた。
ニュージーランドで出会ったニュージーランド人の彼はマーティンといった。

彼はニュージーランドの川をゆっくり手ごきの船で回るパンティングのバイトをしていた。
何回かデートをした。

バイトが終わるのを綺麗な川のほとりで待った。
カルガモが川を泳いで、木々からこぼれる太陽の光にいつもうっとりしてた。

その頃の私は何か、これからどうしたらいいのかわかんない時だった。
その頃ずっとずっと付き合っていた人と、もう6年の歳月が流れて、
一番大切なのに、自分の夢やわがままとの間で揺れて揺れていた。

そんな時彼は、ニュージーランドの大自然の中を案内してくれた。
それからしばらくして、彼はカフェのオーナーになった。

私は時間が空けば、そのカフェに行って、飲めもしないコーヒーを頼んだ。
カフェラテを頼むと、いつもホイップクリームをハートにしてくれた。

半年以上そんなふうにして過ごした。

彼の実家に連れて行ってくれた。
クライストチャーチから2時間かかる田舎の素敵な町で
庭から地平線が見えた。
そしてその景色には羊がたくさんいた。

いつも彼はワインを飲んで、酔っ払うと
『踊ろう』と言った。
私はあまのじゃくで3枚目やから、こんな風に女の子に戻してくれる
人が凄く好きだった。

酔っ払うといつも
『のんちゃんがなんでケニアに行ったり、そんなに危ないことをしたいのか
わからない、でも、夢なんだねぇ、』と笑って、
その後いつも
『僕も本当は建築士になりたいんだ』
と言って、カフェで残ったマフィンを一緒によく食べた。

そして、
『夢を追うどおしは、その夢が一緒じゃないと決して交わらないよ、
世間は片方が夢を追うなら、もう一人はそれを支えるんだ』と言った。

私は少しはわかったけど、夢を追うどおしでも、それが別の方向でも
夢を追うってとこで似てるから、合うんやないかなぁと思ったけど、
何か言ったらいけない様な気がした。

それからもう何年もたって、先日青い空の葉書が来た。

それには、

今、建築の勉強に学校に行っています。
今年の終わりには卒業してカフェも売って、3ヶ月ヨーロッパへ旅に出ようと思います。
もしよかったら3ヶ月一緒にヨーロッパを周りませんか。

と書いてあった。

人とはどんどん怖がらずに出会っていくべきだ。
一回や二回の、さよならがあっても、絶対に、また人を好きになったほうがいい。
出会いに偶然なんてない、必然なんよ。

またこうして元気をくれる。
気持ちを温かくしてくれる。

出会ってくれた人ありがとーー!!

posted by のんち at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月22日

平成22年2月22日

今日は平成22年2月22日です。
お父さんのお父さん、私のおじいちゃんは変わった趣味があって、
こんな風に数字の並ぶ日に葉書にスタンプを押してもらっていたらしい。

お父さんもなんだかいつくらいからかそれを受け継いだらしく、
今日仕事から帰ったら、2ばっかり並ぶスタンプを郵便局で押してもらって、
2が並ぶ電車の切符を買って、自慢げに見せてくれた。

平成11年11月11日のもあるんやぞ。
昭和54年3月21日(54321ねっ!)もあるんやぞ。
と嬉しそう。

そして次は平成33年3月3日やと笑って、
その頃はもう死んでるかもしれへん、と笑った。

しょうもないもんやけど、大事にしてな、と言った。

何だかどうにもこうにも、笑えなくなってきて、
花粉が飛んできているとごまかす。

病気と戦うって事は家族は、周りはきっと泣いたり笑ったりを繰り返してるんやろう。
時々押し寄せてくる大きな感情の波とみんなはどんな風に戦ってるんやろうなぁ。

明日は仕事が夕方からで、気温も上がるらしいから
一緒に散歩に行く約束をした。

結局、今を楽しく大事にするしかないんやもの。
posted by のんち at 19:44| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月21日

手作りのプレゼント

仕事をしていると
患者さんの奥さんがちょっとおいで、と手招きしてくれた。

なんですか?と行くと、
手作りの小さなポーチであった。
かわいい女の子が人形を抱っこしているパッチワークが付いている。

Mさんは74歳で中小企業を自分で立てた社長さんだ。
脳出血で、ベッド上で寝たままで声は出せない。

奥さんは私にMさんは本当にいいお父さんで怒ったことないんですよ、
こんなふうになったけど、これからが恩返しやと思ってます、と言った。

結構じーんときてしまって、その言葉を何回も何回も思い出したっけ。

そして、こんな風にプレゼントをくれた。

ポーチを開けると小さいチョコレートがたくさん入ってた。
病室で看病しながらそういえば、いつも何か縫い物をしてたっけ。

その手作りのあったかさにまたじーんとしてしまって、
もう一回お礼を言いに行った。

大切に使わせてもらいますって頭下げる私に
奥さんも笑って、そしてMさんも歯を見せて笑ったように見えた。

人はどこでだってどんな状況だって誰かのこと幸せにできるんやなぁ。
今度、Mさんにたくさんの恥ずかしいくらいのお礼のセリフ言ってみよう。
posted by のんち at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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